報告書の書き方学ぶ
本年度第2回の定例研修会が11月19日、手稲区民センターで開かれました。札幌保護観察所の松原幸祐統括観察官が報告書の書き方について話しました。
保護司19人が出席。松原観察官は「対象者が事件を起こして警察から求められても、観察所が保護観察報告書を提出することはない。生活環境調整の報告書は、更生保護委員会と刑務所にも送るので、仮釈放に影響を与えるが、あくまで保護司の感じたところをそのまま書いてくれるといい」と語りました。
生活環境調整で観察所から保護司に送られる書類の見方や、引受人に聞くポイントについても説明しました。
現在、手稲区では保護観察17件と生活環境調整14件を保護司が受け持っています。保護観察のうち少年が11件と多いのが特徴です。「少年になかなか会えないなど苦労をしてもらっているが、テレビに出るような重大再犯は起きていない」と、保護司の努力をねぎらっていました。

