地域援助を学ぶ
手稲区保護司会は本年度第1回定例研修を鉄北コミュニティプラザで開き、札幌保護観察所の千葉美瑠・保護観察官が「地域援助」をテーマに講話し、質疑をしました。
保護司20人とインターン2人が参加。地域援助は、近年、更生保護法の改正によって新設されました。過去に犯罪や非行をした人や、その恐れがある人で支援を必要とする本人や家族らを対象とします。
これまでも実態としては保護司活動の一部で行われてきたことを、観察所への報告や地域相談・援助費を含めて制度化しました。
保護司からは「保護観察終了後、更生保護サポートセンターに母親が相談に来て、話を聴いた。本人の話も聴いてほしいというので、何回か聴き、母親から『すぐ来てほしい』と言われて家に行ったこともある」「保護観察の終わった人からの相談電話にどこまでかかわったらいいのか悩む」などの声が出されました。千葉観察官は「その対象者は話し相手がいなくて、居場所がないのだろう。観察所が居場所を紹介できるかもしれない」などと答えていました。
