法改正と地域援助を学ぶ
本年度の第3期地域別研修会が2月6日、手稲区民センターで開かれ、近年の法改正について事例を交えて学びました。
講師の北村美道観察官=写真=は主に、昨年12月に施行された更生保護法改正について説明。特に、再犯防止のための息の長い支援について語りました。それによると、刑や保護観察の執行を終えた人に対しても、保護観察所が本人の意思に反しないことを確認したうえで、情報提供、助言など「お金を使わない支援」をします。保護司が、過去に担当した人やその家族からの相談を受けた時は、「できる限り、保護観察所につなげていただき、地域の支援に橋渡しをしていきたい」と話しました。
また、生きづらさを抱えている本人や家族、地域住民などからの相談に応じる「地域援助」についても解説しました。北村さんは「更生保護サポートセンター(手稲区役所内)に来てもらい、そこにいる保護司が対応するのも一つの方法」と述べました。